| オーダーメイド・ハンドメイドの革製品・自信のドクターバッグ・ダレスバッグ各種(革鞄、革小物)の製造・販売 大阪市中央区 整峰バッグ工房 |
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何故かランドセルには本皮というインプレッションはそんなに
無い。
それは革の表面の仕上げ方に因する事が大きそうだ。
親にねだってやっと買ってもらった本革のグローブ。
新品のまま公園に持って行くのは大変気まずい。
わざわざ油を塗って、汚して、隠し隠し公園に持っていった記憶がある。
中学時代になってラグビー部の友人が、ラグビーボールに唾を吐きかけて履き古した靴下で一生懸命磨いていたのを思い出す。
少なからず理にかなっている。
革底の靴のキュッキュッというしなる音で父親が帰ってきたことを確認した。
父の履いていた靴、古くなるとかかとの上の部分を切り捨ててスリッパになっていた。
ジャンギャバン主演の映画で彼の脱いだ革のジャンバー、フックに掛けられても中身があるように膨らんでいた。
どんなに使い古しても本皮の製品は捨てがたい。
最近ではブランド物こそ古くても売買できるが、革の本当の良さを解っている人は少ないように見受けられる。
修理業もやってきて、30年以上前のヨーロッパの一流ブランド物と出会う時がある。
それは素晴らしい革で、素晴らしい仕事がなされている。
革には使う人の時間、すなわち人生が刻まれているのだと思う。
依頼主に嫁いだ作品が、数年後に痛み、修理で里帰りしてくるのが楽しみでならない。 |
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